高校時代の恩師の自伝をご紹介します。

私の歩んだ道  八乙女 盛典
まえがき

最近世間では自分史を書くということが一つの流行となってきて、書店などでも自分史に関する解説書や記入式ノートなどが販売されるようになった。

 これらはおそらく平均寿命が世界一の長寿国となり、第一または第二の仕事も終り、生活が精神的および時間的にゆとりを生じ、この辺で過去を振り返ってみようという気持ちをもつ人が増加したためではないかと思われる。

 私も古希を過ぎ、第二の勤めも無事終えることができたので、この時点で過去の人生の一部をまとめて書き残しておきたいと考えた。自分史である以上形式は市販のものにとらわれず自己流に作り、特に私がどうして理科系の進路を選び理科の教師の道を歩んだかを中心としてまとめてみた。したがって家のことについては必要最小限に記述した。

平成7年 著者近影

 家族、家庭のことはプライバシーに属するので記述を差し控えたが、成長に対する環境の影響も大きいので、私の幼少期から成人するまでの過程での、主として父の影響などは無視することはできなかった。更に多分に懐古趣味的ではあるが、環境を表す目的もあって幼少期に育った我が古郷(大井町)での思い出を付け加えた。

 なお、文中の年月日、地名などについては戦災、転居などにより種々の記録が失われているので私の記憶により記述したものが多く、誤りも多々あると思われるが、今後正しいことが判明すれば機会を見て訂正したいと考えている。また、読者の記憶にないことも多々あるのではないかと思われるが、資料的価値があると考え、記録を確かめることができるものは可能なかぎり正確を期した。昔のことなどを懐かしく想起していただきたい。

 なお、この自分史が完成したのは、私の勤務先の同僚であった小菅先生の絶えざる励ましとご援助のお陰である。先生は多忙な勤務の中で面倒なフロッピーディスクの作成を、すべてお引受けくださった。ここに厚く御礼申し上げる。

1996年 世田谷にて

増補改訂にあたって

 前回の出版以来、新資料の発見もあったので前版に加筆するとともに、誤植、年月日の誤りも修正し、より正確充実を期した。

 また、今回の増補改訂版の作成およびそのpdf化について、東京都立小山台高校7回生、佐鳥聡夫氏(東京工業大学卒、現有限会社計装プラザ代表取締役)の、多大なご努力と細部にわたるご検討ご注意により、完全な形に仕上がったことに心より感謝申し上げる。

2004年早春 世田谷にて

 

2004年11月21日、後日談を追加すると共に、八乙女先生のご希望により資料編の一部を変更しました。それと同時にPdfへの変換方法を変えファイルサイズを小さくしました。印刷用に高分解能のファイルが欲しい方は、編集後記掲載のメールにご連絡くだされば個別にお送りいたします。また、本文中の集合写真も、ご希望の方には高分解能のファイルをお送りいたします。

分割Pdf

分割区分 ファイルサイズ  内 容
表紙〜p19 189KB 表紙、まえがき、目次、小学校時代、中学校時代
p20〜p61 260KB 高等師範入学、戦時体験
p62〜p81 257KB 小山台高校時代
p82〜p103 298KB 青山高校、明正高校、大学受験指導
p104〜p137 356KB 忘れ得ぬ思い出、戦後アルバイト、地域活動
p138〜p170 400KB 履歴、人々に記憶された私、思い出の歌
関連資料1 380KB 横浜市立大学小川恵一教授最終講義録
(私の歩んだ道p151に部分引用されたものの全文)

追記Pdf

分割区分 ファイルサイズ  内 容
師弟交歓 40KB 教え子達との交歓
思い出 20KB その後思い出したことなど
その後1 60KB 中学時代の天文クラブ
その後2 96KB 世間は狭い − 東叡会